ABOUT VIETNAM  ベトナムの魅力について

ベトナムの魅力を紹介します

Environment 生活環境

Public Security 治安

ベトナムは日本ほどではないですが、他の国と比べると治安はかなり良いとされています。街中では、テロや大量殺人事件などの凶悪犯罪はほとんど報告されておりません。犯罪はありますが、自分自身が気を付けていれば、ある程度の被害は防ぐことができるほどの軽犯罪(ひったくりや置き引きなど)がほとんどです。
またホーチミンでの海外インターンシップのために滞在しているインターン生が多く住む地域は中心街の1区に近く、比較的安全だと言われています。

Food 食生活

ベトナムは、古来より中国文化の影響を受けており、ベトナムの食文化は中華料理の影響を強く受けています。また、ベトナムは19世紀から20世紀にかけて、フランスの統治下にあったため、フランスの食文化の影響も受けています。中国、フランスの食文化の影響を受けたため、ベトナムの料理は中華料理ほど脂っこくなく、マイルドな味で、くせが無く、日本人にとっても食べやすい料理が多いです。また、ベトナムでは日本食が恋しくなっても問題ありません。ホーチミンの中心地には、レタントン通りという日本街があり、そこでは日系の定食屋、ラーメン、居酒屋が軒並みをそろえています。味に関しても日本で食べるのと遜色なく、とても美味しいです。海外インターンシップをきっかけに初めてベトナムで暮らすという日本人インターン生にとっても安心です。他にも多国籍料理を至る所で食べることができます。

Food 食生活

Infrastructure インフラ

インフラの整備状況は、タイやマレーシアと比べると、遅れていますが、ハノイ、ホーチミン周辺のインフラの整備は一通り、完成しており、特に大きな不便はありません。また、2023年にホーチミンには地下鉄が通る予定で、暮らしはさらに便利になるでしょう。
また、インターネットに関しては、都市部では飲食店など、あらゆるところにwifiスポットがあり、環境は整っています。その他にも、停電が多いというニュースもありますが、観光客が多く、会社が集まっているハノイやホーチミンは優先的に送電されているため、ほとんど停電はありません。社会インフラともなっているコンビニ(ファミリーマート、ミニストップ、セブンイレブン、サークルKなど)もホーチミンの至る所にあり、日本人学生の海外インターンシップの際にも、何とも言えない安心感を与えてくれます。

Prices 物価

ベトナムの通貨はドンです。ドンは単位が大きくて、慣れるまで計算し難いかと思います。日本に比べると物価は安いです。
基本的にはお金に余裕が無いインターン生にとっては、とてもありがたいですよ!
※ 2022年5月 1ドン=0.0055円で計算しています。

タクシー初乗り(小型車) 約1万ドン=55円
バス(市内) 6,000ドン=33円
標準的なお店のベトナムコーヒー 約2.5万ドン=133円
屋台で購入するベトナムコーヒー 約1万ドン=55円
ローカルの飲食店で料理(麺類、ごはんもの)を食べる
 約2.5万ドン~4万ドン=133円~219円
日系の和食店で定食セット 約10万ドン~=547円~
ローカル飲み屋でビール1本 約1,5万ドン~=82円~
コンビニのおにぎり 約2万ドン=109円
500mlペットボトルの水(ローカルメーカー)約6000ドン=33円
330mlジュース(コカコーラ)約1万ドン=55円
映画鑑賞 約6万ドン=328円

Prices 物価

Nationality 国民性

ベトナム人の国民性は4つのKで表されると言われています。

Diligent 向上心が高く、勤勉

まず最初のKは、向上心のKです。ベトナム人は勤勉家が多く、向上心の高い人が多いといわれています。この国民性は、儒教の教えの影響から来るものであると言われています。
例えば、ベトナムの親は子どもの立身出世に対する期待が強く、教育にお金を使うことを惜しまない傾向があり、ベトナムの家計に占める教育費の割合は他のASEAN諸国よりも高くなっています。また、外国語に対する意識の高さからも向上心の高さが伺うことができます。ホーチミンの書店に足を運んだ際、TOEICやTOEFLといった英語能力試験の参考書、問題集が山積みになっていたり、英語塾がホーチミンの至る所にあり、夕方になると、子供を迎えにきた親で周辺が混雑する状態が見られます。現に、この10年でベトナムの都市部では驚くほど英語が通じるようになったそうです。また日本語能力試験の受験者も増加傾向で、JETROによると、ASEAN各国の中では受験者数がトップです。このようなことからも向上心、向学心の高さが見られます。

Diligent 向上心・向学心旺盛
Deft 器用 Deft 器用

Deft 器用

2つめのKは”器用”のKです。竹細工や、切り絵、細かい刺繍が施された小物など、街中のベトナムのお土産を見ても、手先の器用さが見受けられます。また、ベトナム人の手先の器用さの象徴するのは、ベトナム国内のアパレル会社の縫製工場の多さです。ベトナム人の器用さは、世界的にも注目を浴びていて、その証拠に、繊細なスキルを必要とする多くの工場がベトナムに続々と進出しています。更に、高度な技術を必要とする和服の仕立て工場などもベトナムに建設されていることを考えるとベトナム人の作業のレベルの高さが伺えます。

Women カカア天下

3つめのKはカカア天下のKです。最近の日本では、アベノミクスの戦略の柱として、「女性が輝く社会」が打ち出され、女性がたくましくなり、男性はおとなしい草食系だと報じられることがあります。一方のベトナムでは男性が戦争に兵士としてかりだされ、女性が銃後を守ってきたという時代背景があるため、以前から女性が強い傾向にあるそうです。また、日本に比べると、女性の社会進出は圧倒的にベトナムの方が進んでいます。経営者や中間管理職についている女性も珍しくありません。ベトナムでは社長が女性で、時価総額が1兆VND(約54億円)以上の企業は17社あり、そのなかでも、ビナミルク、リー冷蔵電気工業、ハウザン製薬、イメックスファーム医薬品の社長は1代でその実績を築きました。また結婚しても寿退社はほとんどありません。出産しても出産休暇を終えれば、すぐに復帰ということが普通のようで、女性の社会に与える影響の大きさを実感します。

Women カカア天下

Short-sighted 近視眼的  

4つめのKは”近視眼的”のKです。近視眼的とは大辞林によると、「見方・考えが先の見通しあるいは大局にまでおよばず,目の前の手近なことにしか及ばないさま」ということです。この性質がベトナム人の国民性の一つであるといわれるのは歴史的背景が大きな要因です。ベトナムは、ベトナム戦争以前から、フランスの植民地となったり、第2次世界大戦を経験したりと、長期的な安定をあまり経験したことがありませんでした。また、ベトナム戦争の為国内では20年以上不安定な時期が続いていました。そのため、先のことを計画して行動したり、未来の利益のために、お金を節約をしたりすることは少ないそうです。
ベトナム人の金銭感覚は「明日の100万円より今日の100円」としばしば揶揄されるように、中長期的な話はベトナム人には響きにくい傾向があります。「長期的な生活の安定」を経験していないので、国営・民間関係なく銀行も信用していません。今でこそ少しずつ銀行預金も増えてはきているものの、タンス貯金が未だに主流なのはベトナム人大衆の心理の現れだと思います。

economy ベトナムの経済について

ベトナムの経済成長について

ベトナムの経済成長について

https://www.jetro.go.jp/ext_images/world/asia/vn/data/vn_overview201508r2.pdf
JETRO 「2015年ベトナム一般概況」より作成

ベトナムの経済成長について
 ベトナムの経済成長率は、2000年から2007年までの間、7%前後という高成長を維持してきましたが、2008年のリーマンショックとインフレ抑制政策が原因で5%台まで下がりました。しかし、現在の経済成長率は6%台まで上がり、高い水準を維持しています。また名目GDPは年々、右肩上がりに上昇しており、この傾向は続くと予想されています。
この好景気の原因としては2点挙げることができます。まず1点はベトナム経済の政策として、工業化を基礎とした成長戦略と国内経済が海外の金融市場からの影響を受けにくいように規制をしたことが功をなしたことです。また、2点目に、ベトナムの若い人々がこの経済を支えていることが順調な経済成長に結びついていると言えます。国民の平均年齢は約28歳という若さであり、ベトナムは、全人口の内、60%近くが30歳以下で労働人口が豊富でもあります。他国の平均年齢と比べると、アメリカの平均年齢が約37歳、イギリス約が40歳、中国が約36歳、ブラジルが約30歳、タイが約34歳、日本が約45歳(http://esa.un.org/unpd/wpp/より)となっており、他国と比べてもベトナムの経済成長の見込みは高くなっています。

生産拠点としての注目度が非常に高まっている

生産拠点としての注目度が非常に高まっている

http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p141003.html
帝国データバンク 「海外進出に関する企業の意識調査(2014年10月15日)」より作成 注:有効回答企業1万968社 

右のグラフからもわかるように、日本企業が生産拠点として最も重視する国の第一位がベトナムでした。生産拠点としてのベトナムの最大の強みを日本企業は労働力の質の高さと低賃金にあると考えているようです。手先が器用、勤勉であるということから、家具類、繊維品、IT、鉄鋼、製造業と幅広い業種の企業が注目をしています。

また、中国の政治的・地政学的リスクを軽減させるために、チャイナプラスワンの第一候補地として名が挙がっていたのがベトナムです。そして昨今の中国経済の減退やチャイナリスクがさらにベトナムへの注目度を高める後押しとなっています。

最も経済発展を遂げる可能性のある都市

調査されたデータが少し古いのですが、コンサルティングファームのPWC(プライスウォーターハウスクーパース)が行った調査で、2008~2025年に世界で最も高い経済発展を遂げる都市としてベトナムの首都であるハノイが1位、経済都市として栄えているホーチミンが2位にランキングされました。2008~2025年の世界の大都市のGDP(国内総生産)成長を予想したもので、世界151都市が対象となっています。
Ian S. Lydall-PWC社長は「ハノイ市とホーチミン市を含む急速に発展している大都市は年間6~7%で発展し、先進国の大都市の発展(年間約2%)よりその数字は大きい。そのため、2008~2015年の間、成長率の累計は200%近くになる。一方、先進国の大都市の成長率の累計は約35%にしか達さない」と述べました。
(引用 サイゴンエコノミックスタイムズ 2009年11月11日)